品物をマニラ湾まで運んで儲けるゲームです。運ぶ品はナツメグ・にんじん・翡翠・絹です。
ラウンドの開始時にまず、港湾管理人を競で決めます。この権利を競り落とした人は、色々特権があります。まず、株券を1枚買うことができます。次に運ぶ品を決めることができます。運ぶ品は4種類ですが、船は3艘しかありません。また,スタート位置を決めることができます。これらの船はサイコロを3回振ることにより港に着くことを目指しますが、スタート位置は決められた範囲内とルールで、港湾管理人が決めることができるのです。つまり、ゴールする可能性が高い船と、低い船ができます。また、港湾管理人は常に手番を最初に行えます。
港湾管理人が船とそのスタート位置を決めたら、スタートです。港湾管理人から順に自分のコマを1つ配置します。コマを配置する場所は大きく分けて6箇所です。まず船に置くことができます。コマを置いた船がうまくゴールできたら、そこに描かれている金額を置かれている数で山分けします。なお、船に置く場合は、先に置くほうがコストが低くなっています。ゴールの船着場にも置けます。1艘でもゴールしたら収入があるマスは、コストの割りに収入か低く抑えられていますが、3艘ともゴールしないと収入がないマスは、コストの割りに高収入の可能性があります。同じく、ゴールできなかった船の数に応じて収入を得るマスもあります。また、途中で船を前後に移動させる権利を持つマスもあります。ここに置くにもコストはかかりますが、その収入はありません。保険のマスはまず収入がありますが、ゴールできなかった船の数により支払いがあります。海賊のマスはギャンブルです。ぴったりゴール直前のマスで船が止まったら、その船をのっとります。その船にあるコマを全てどけて、その収入を横取りするのです。
全てのプレーヤーがひとつずつコマを配置したら、港湾管理人が対応する船のサイコロを振り、その目だけ船を進めます。そして、2回目のコマの配置です。やはり港湾管理人から順にひとつずつコマを配置します。そして2回目のサイコロ振りと船の移動を行い、3回目も同じ事を行って、船がゴールできたかどうか判定します。そして、それぞれのコマについて収入があります。また、ゴールできた船が運んだ品の株券の価値が上がります。
港湾管理人の競からはじまる、このラウンドを、いずれかの株券の価値が最高値になるまで行います。最も儲けた人の勝ちです。
確率はある程度計算できますが、やはり儲かるかどうかは運も必要です。海賊は魅力的なマスですが、なかなか儲かるものではないようです。それでも一発逆転にはいいかな。
(卸元紹介文より)