北海、バルト海地域でもっとも重要な交易地だった「ヘイタブ」を舞台に、プレイヤーは布や陶器、香辛料といった商品を船や荷馬車を用いて交易をおこない、より高い得点を獲得することを目指します。
ゲームは主に、労働者駒をさまざまなアクションスペースに配置し、それを実行することで進んでいきます。
変動する価格に注意しながらの商品購入や売却、輸送船や荷馬車の準備や、注文の受注などを行います。
その際、さまざまな効果を持つさまざまな人物のカードを有効活用することが重要となるでしょう。
そして、このゲームでもっとも特徴的なのが、ダイスによるランダムイベントの強烈さです。
アクションは、日中側、夜間側の二つのサイドにわかれており、夜間側のアクションを選択した場合、ダイスを振らなければなりません。
このダイスによって発生するランダムイベントは、強烈なマイナス効果のものが占めており、その影響はとても大きいものになっています。
その影響を踏まえ、限られたアクションの中でゲームを進めることもできますが、それではゲームに勝利することは難しいかもしれません。
ギリギリな状況の中、ランダムイベントに対し、どう備えるのか、どう乗り越えるのか、このゲームならではの計画性が問われることになるでしょう。
歪なバランスのゲームとも言えますが、荒々しく、個性的で魅力的なゲームとも言えるでしょう。
(卸元紹介文より)