中世ヨーロッパ、イングランド、フランス、スペイン、神聖ローマ帝国を舞台にしたゲーマーズゲームです。手番にはアクションカードを1枚プレイして手番を行います。アクションカードには、4種類あるアクションのうち2種類と特殊アクションが1種類書かれています。そのうち1つのアクションを行うことができます。
交易を選んだら、3隻ある船のいずれかに自分のコマを置きます。それぞれの船には2つのマスが描かれており、両方のマスが空いていれば大きいマスに置きます。片方にコマが置かれていたら小さいマスにコマを置き、その船の物資を分けます。まず小さいマスにコマを置いたプレーヤーが置かれている物資を任意に2つのグループに分けます。そして大きなマスに置いたプレーヤーがいずれかのグループの物資を取り、残った方を小さいマスに置いたプレーヤーが取ります。両方に同じプレーヤーがコマを置いている場合には、船に置かれた物資の任意の2つを受け取ります。
侯爵、または侯爵夫人の配置を選んだら、ゲームボードのそれぞれの街に書かれた侯爵または侯爵夫人の配置コストを支払って、そこに自分のコマを置きます。街ごとに、侯爵または侯爵夫人のマスが相手より大きく描かれています。そこは相手より配置コストが高くなっています。ひとつの街に侯爵と侯爵夫人のコマが置かれたら、直ちに3つの持参金ダイスを振り、小さいマスにコマを置いたプレーヤーがこの3つ目を2つのグループに分け、大きなマスのプレーヤーがいずれかのグループを取り、残りを小さいマスのプレーヤーが取ってその特典を得ます。1つの持参金ダイスの目は1~6勝利ポイントの目です。他の持参金ダイスの目は、直ちに交易と同じことができたり、決算カードを獲得しラウンド終了時に特殊ポイントを得ることが可能になったり、その二人の間に子供が生まれたり(自分の色のコマをもう1つ置ける)、物資を獲得できたり、それぞれの国の紋章を獲得できたりします。なお、侯爵または侯爵夫人を配置した時点で、その街ごとに決められた特典を得ることができます。
人物タイルの使用を選択したら、ボード上に置かれている人物タイルの効力を使うことができます。
特殊アクションの多くは、決まれら他街に侯爵または侯爵夫人として低コストで配置できます。そのほか、特殊人物タイルが使用できたり、2度続けて交易のアクションが行えたりします。これらは、それぞれのカードによりできることが指定されています。
ラウンドの途中で、アクションカードを追加で獲得できることもあり、同じ回数アクションを行ってラウンド終了するわけではありません。また、次のラウンドのためにアクションカードを1枚残すこともできます。
ラウンドから抜ける場合には、ゲームボードの離脱場所にコマを置きます。離脱順で離脱後の特殊アクションを先に選べるという利点もあります。ただし、コストを支払うと早い順を取ることもできます。
ラウンド終了後、まだペアーになっていない侯爵または侯爵夫人に得点が与えられます。ただし、2ラウンド終了後はコストを支払わない限りその位置にとどまることはできません。
3ラウンド行ってゲーム終了です。4つのそれぞれの国で置いているコマ(侯爵、侯爵夫人、子供)とその国の紋章の数を加えて、多いプレーヤーに得点が与えられます。
また、ラウンド終了ごとに持っている決算カードにより得点を得ることができます。
得点を得るチャンスはたくさんあり、その方法も多岐にわたっています。効率よく多くの得点を得ることを目指すゲームです。
(卸元紹介文より)