アレアから発売されていた人気ゲーム「ルイ十四世」が、より遊びやすくブラッシュアップされ、リメイク版として発売されました。
プレイヤーは、動物たちの世界のマフィアの一員となり、組織や街の有力者に対し裏金工作を行い、組織の中で成りあがることを目指します。
ボードには、組織の幹部や有力者のマスが描かれており、それぞれのマスに(基本的には)出来るだけ多くの裏金を示す駒を置き、それによりそれぞれのマスごとの特典を獲得を狙います。
作者であるドーンのゲームによくみられる通称「ドーン歩き」というシステムがこのゲームでも取り入れられています。いくつかの裏金を手に取り、マスを移動しつつ、配置を行っていくのです。
幹部や有力者の主な特典は、さまざまなトークンです。そのトークンを集め、特定の組み合わせを払うことで、町の建物を手に入れることができます。手に入れた町の建物は、得点に繋がるのはもちろんのこと、収入の増加やアクションの底上げにも繋がります。町の建物の効果を、巧みに使い、さらなる特典を狙いましょう。
「ルイ十四世」では、カードが内容物の中心だったため、ややプレイアビリティが悪く、また、特殊効果もランダムに引かれるカードによって決まっていたため、やや粗い印象もあったのですが、「マフィオズー」では、ボード上でプレイされることになったため、非常にプレイしやすく、また、戦略の道筋も立てやすくなり、かなり洗練されました。
「ドーン歩き」による駒配置の制限からくる悩ましさ、どの建物を獲得していくかのプランニングなど、すべての要素がうまく合わさり、抜群の完成度の高さになったと言えるでしょう。
(卸元紹介文より)