ゲームには5つの職業が登場します。建築士、監督、商人、参事会議員、金鉱堀です。そしてゲームは10数ラウンドにわたって行われます。ラウンドのスタートプレーヤーが、まずいずれかの職業を選び、そのプレイを行います。そして、その職業によるプレイを順にすべてのプレーヤーがー行います。次に、スタートプレーヤーの左隣のプレーヤーが新たな職業を選び、同様の事を行います。これをすべてのプレーヤーが行ったらラウンド終了です。つまり、職業を選択して、それをすべてのプレーヤーが行い、次のプレーヤーが新たな職業を選んで、それをすべてのプレーヤーが行い・・を、一巡するまで行うわけです。
建築士を選ぶと、手札を1枚自分の前に出して、その建物を立てることができます。それぞれの建物には特典と勝利ポイントが付いています。最終的には勝利ポイントを多く獲得した人が勝ちであり、建物の特典を利用することによって、ゲームを有利に展開できます。なお、それぞれの建物には建設コストがかかれており、その数字と同じ枚数のカードを手札より捨て札にしなければなりません。つまり、手札は建設物にもなり、お金にもなるのです。
監督を選ぶと、すべてのプレーヤーは自分の生産設備(建物の一種)の上に、山からカードを一枚引いて伏せて置きます。つまり、ここに何らかの生産物が生産されたことになります。
商人は、生産物の上に伏せて置かれたカードを1枚、そのまま捨て札にすることによって、相場によって決められた枚数のカードを山札から手札に補充できます。
参事会議員は、山札から2枚のカードを取って、そのうち一枚を選んで手札に加えることができます。
金鉱堀は、基本的に何もできません。
なお、すべての職業について、それを選んだプレーヤーには特権があります。建築士なら、コストが1枚安くなります。監督は、二つの生産設備の上に生産物を置くことができます。商人は、生産設備の上に置かれたカード2枚を捨てて、手札を補充することができます。参事会議員は2枚からではなく、5枚山札を引いてその中から必要な1枚を選ぶことができます。金鉱堀は、山から1枚手札を補充できます。
ラウンドが終了したら、スタートプレーヤーが時計回りで隣のプレーヤーに移動して、次のラウンドを開始します。同じラウンドでは同じ職業を選択することはできません。
こうして、誰かが12枚の建築物を前に並べたら、そのラウンドでゲーム終了です。
建物の特典には、建設コストが安くなるものや、たくさん生産できたり、生産物をより多く捨てて手札の補充ができたり、特権が倍になったりと、色々と魅力的なものがたくさんあります。ゲーム展開に合わせて、建設する建物を決めたり、立っている建物や建てられる建物により、ゲーム展開の方針を決めます。
人気のボードゲーム「プエルトリコ」の楽しさとエッセンスを、手軽に短時間に遊べるゲームに仕上がっています。
このゲームは、2004年発売のサンファンの一部カードバランスを調整したほか、新たな建物カードが加わっています。